プログラムの事とか

お約束ですが「掲載内容は私個人の見解です」

ファイルの変更をRxで監視する

前人の知恵がググると簡単にでてきます

qiita.com

まぁこれでホボ完成なんですが私はコンソールアプリで読み込むだけだったので、スケジューラー指定してとかそういうところを割愛

するとファイルの変更イベントが2回上がるようになりました

ほぼ同時なので2回目のイベントでのファイル読み込みは1回目の読み込みの影響でだいたい失敗します

これまたググる

stackoverflow.com

メモ帳の場合ファイルの保存で1回、属性の変更で1回ファイルを更新するよ、そしてこの動作は他のアプリでも同じだよ、的なことが書いてあるような気がします

今回は変更があったらファイルを読むとかその程度の動きができればいいのでThrottleで2回連続を1回にまとめました

private FileSystemWatcher _watcher;
private IDisposable _disposable;

public FileWatcher(string fileName)
{
    var file = new FileInfo(fileName);
    _watcher = new FileSystemWatcher();
    _watcher.Path = file.Directory?.FullName;
    _watcher.Filter = file.Name;
    _watcher.NotifyFilter = NotifyFilters.LastWrite;
    _disposable = Observable.FromEventPattern<FileSystemEventHandler, FileSystemEventArgs>(
        h => this._watcher.Changed += h,
        h => this._watcher.Changed -= h)
        .Throttle(TimeSpan.FromSeconds(.1))
        .Subscribe(e => this.ReadFile(e.EventArgs.FullPath));
    _watcher.EnableRaisingEvents = true;
}

public void Stop()
{
    _disposable?.Dispose();
    _watcher?.Dispose();
}

private void ReadFile(string file)
{
    try
    {
        using (var stream = new FileStream(file, FileMode.Open, FileAccess.Read))
        {
        }
    }
    catch (Exception exp)
    {
        System.Diagnostics.Debug.WriteLine("read error.");
    }
}

まぁ100msも待てば十分でしょう

Microsoft.Maps.MapControl.WPF の残念なうごき

Microsoft.Maps.MapControl.WPFはNuGetで入れることができるWPF用の地図コントロールです

Bing Maps WPF Control

ベースとなる地図がBing MapsになっているだけのよくあるTMS(?)のコントロールで最新版は1.0.0.3(2015/02/19)となっています

このコントロールMapCore.BoundingRectangleプロパティを参照することで現在表示している領域の東西南北が取得できます

ということで地図が移動した時の西と東の度を画面上に表示するだけのアプリを作ってみました(わかると思いますが西を左側、東を右側にだしてます)

f:id:puni-o:20171109142740g:plain

東が180°を超えた瞬間に西と東が入れ替わります

BoundingRectangleプロパティが返すLocationRectクラスがWestとEastをイイ感じ(?)に入れ替えてくれるのが原因なんですが、どう見てもバグです、すごく困ります

LocationRectクラスはどうやら

  • West < East
  • 緯度は±180の中にある

を保証しようとしているためにこんなことになっているようです (これだと経度180度線が入った領域は表現できませんよね)

Microsoft.Maps.MapControl.WPFの中ではLocationRectを使う箇所がいくつかあるんですが、上の値チェックはクラスに側が保証していることを前提にできていたりするので、ちょっと修正とかできないんだろうなーとは思うんですがどうなんでしょう

そもそもバグ報告をどこにしていいのかも分からないし、とっくにサポートおわってんじゃないかとか思っていたり

ちなみにUWP版にはこのプロパティはありません

.Net Framework 4.7 のWPF Touch/Stylus support をあまり考えずに有効にしたらはまったこと

早いもので半年以上前にリリースされた.Net 4.7です

リリースノートはこちら

blogs.msdn.microsoft.com

この記事に

WPF Touch/Stylus support for Windows 10

ってのがありまして、More reliableとかMore capableとかよさげなことが書いてあるんですね

ということで何も考えずに有効にしてました

有効にするにはapp.configに

<configuration>
    <runtime>
        <AppContextSwitchOverrides value="Switch.System.Windows.Input.Stylus.EnablePointerSupport=true"/>
    </runtime>
</configuration>

って足せばいいだけなので簡単ですね

問題発生

とりあえず下に動画貼ります(iPhoneで撮った動画をそのまま上げたらなんか小さいんですがなんでですか)


20171108 053019000 iOS

Surface Pro2現役ですよ!!!1

WPFでInkCanvasを置いて画面左上のボタンでデスクトップを180°回転できるようにしてます デスクトップの回転はUser32.dllSetDisplayConfigを呼んでます

通常時は当たり前ですがちゃんとペンでなぞった部分に描画します

しかし180°回転させた状態でペンで描くと180°反対側に描画してしまいます(動画には入っていませんがマウスだとちゃんとポインターの場所に描画されます)

dnSpyさんで処理を追っていくとStylusのMoveイベントの時の座標取得をStylus系(?)じゃなくてPointer系(マウスの座標とるやつ)を使っていてそれが画面の回転を考慮してないっぽいんですね

上で追加した設定でもうちょっとググったら

軽減策: ポインター ベースのタッチおよびスタイラスのサポート | Microsoft Docs

なんてのが

WM_POINTERベースにするってかいてあるんですが、そんなことリリースノートに書いてないと思うんですよ

ということで先ほどの設定を消して実行すると


20171108 053127000 iOS

デスクトップを回転してもちゃんとStylusの位置に描画されました

この動作が仕様通りなのかバグなのかもわからないし、あの設定はなんのためにできたんだろう(しらべてない)

きっとだれの参考にもならないことでした